求める人材像
歯科医療で求められる人材とは、どのようなものなのでしょうか?
医療業界で働くからには、患者の苦しみを我がことのように受け止められるような人が向いているのではないかと思いますが、一概にもそうとは言い切れません。
例えば、実際の医療現場においては、たとえ患者が嫌がることであっても行なわなければならない治療や処置がたくさんあります。
患者の感情面ばかりをおもんばかるあまり、肝心の治療が疎かになってしまっては医療関係者として失格と言わざるを得ません。
医療関係者として、もっとも大事な指名は「患者の健康を守ること」にあります。
そのために、患者さんにとって嫌な決断であっても下さなくてはならないことがあるということをしっかりと肝に銘じておきましょう。
医療業界で求められる人材としては「人と接することが好きな人」「コミュニケーション能力のある人」というのもあります。
特に臨床現場で働く場合においては、これは大前提ということになります。
患者さんは日々苦痛に耐えており、時には精神的にもひどく落ち込んでしまうこともありますから、医療従事者のちょっとした一言や笑顔、スキンシップでずいぶんと心が癒されるものなのです。
反対に、どんなに知識が豊富で技術に優れていても、始終ムッツリ顔では患者も不安になってしまいます。
温かい笑顔で患者さんを包んであげられる、そんな人材が歯科の臨床現場においてはもっとも必要とされているといっても過言ではないのかもしれません。
- 自ら主体的に考え、行動し、学ぶ姿勢を持っている方
- 人の役に立てることに喜びを感じられる方
- 周囲への気配りやチームワークを大切にできる方
そこで、私たちの診療室では、患者様との約束ということで、次のことをうたっています。

私たちが大切にしているのは、プロ集団であること。
- 私たちは、医療の最前線を司る事のできるプロの専門職を求めています。プロである為には、高い成長意欲と、自分の仕事に厳しくあることが大切であると思います。
地域に貢献する為にも、他に依存するアマチュアではなく、自立したプロの専門職を求めています。
- 「連携力」とは「チームワーク」の事です。
医療の現場では様々な職種のスタッフが働いていますが、いくら仕事ができるスタッフであっても、一人で全ての事を対応することはできません。
一緒に働く仲間と誠実に仕事を為すことで信頼関係を築き、個々の技術の相乗効果により、より良いサービスが提供できるものと考えます。
- 私たちの現場は、患者様から観えないことだらけです。
人に観られていると思えば、手を抜いたり悪い事をする事はできませんが、周りの人が観ていない死角の中では、気持ちが緩んでしまいます。
倫理観とは"真摯さ"の事で、見返りを求めない親や祖父母のような心構えで患者様に接することです。
立場の弱い患者様に接する仕事であるが故に、確立された倫理観が求められます。
- 医療の現場は日進月歩です。専門技術も然ることながら、現場で使用する機器も日々進歩しています。
このため、学習なくして良いサービスを提供することはできません。
学習意欲と創意工夫こそが、専門職をプロならしめる精神であると考えます。
私たちは、職員向けの勉強会を定期的に実施することで、職員の資質向上に努めております。
- 私たちが考えるホスピタリティ(もてなしの心)とは、患者様・ご利用者の訴えを素直に受けとめ、診療内容をわかりやすく説明し、最善のサービスを提供することであると考えます。
また、地域に根付いた医療機関として、いつでも、どなたに対しても常に親切で、安心かつ質の高い医療サービスの提供を心がけることであると考えます。
私たちは、このホスピタリティの精神で、地域に貢献して参りたいと考えます。